トレンドを追う時に、レディースのアパレルショップを参考にするといいでしょう。
お店が並んでいるところでどんな色が店頭に出ているかなと見るようにしています。
最近ではヌーディな色というかグレージュが入ったような色が、よく見受けられます。
例えばそういった色を、洗面ボウルに使用したりすると適度なアクセントになり、使いやすいんです。
フラワーアレンジメントを見てそこから色を拾ってみてもいいかもしれません。
元々調和しているので、バランスだけ気をつければ配色しやすいと思います。
なぜトレンドを追う必要があるのか?
トレンドという流れに乗っているということは大衆の注目していることを取り入れているということです。
知識として知っておくことがインテリアをコーディネートするときの強みになります。
見慣れている色や素材を使ったインテリアは受け入れられやすいからです。
もちろん普遍的なスタイルがあるのでベースにベーシックなスタイルを作って色彩や素材で
最新のトレンドを表現する。
そういったことを中古再販で取り入れていると少々金額が高くても情緒的価値があるために
お客さんにも受け入れられやすいのです。
誰のためにデザインをするのか。
意識しているのは女性の目線、導線や色味などのデザインを考えます。
それは家のことに関する決定権者が奥様であることが多いためです。
そして、未だ女性が家にいるという家族が多いためので女性向けにデザインをした方が
受け入れられやすいと考えています。
もちろんお部屋によって目線は変えていますが、ファミリータイプはこの手法が良いでしょう。
リノベする時は使いやすさが最優先なのでそこから提案します。
そこからどのように素敵な見た目になるか考えているのです。
見た目だけだと住んでいる途中でストレスが溜まるところもあるのでなるべく使いやすさ重視です。
使いやすさといいつつ見た目も素敵にしますので安心してください(^^)
中古再販業者にありがちな落とし穴
先ほどトレンドの話も書きましたが、トレンドも最先端を行ってしまうと多くの人は付いていけません。
中古再販業者にありがちなのは、トレンドばかり追いすぎてお客様を置いていってしまうことです。
一番大切なのは、お客様の好みがどんなスタイルなのか。
いくらミラノサローネやメゾンエオブジェなどのトレンド発信の場を見て日本にすぐ持ち帰っても
それが実際に日本で多く見られるようになるのは1年半から2年後くらいです。
さらに東京で流行っても地方へ、そのトレンドが来るのはさらに少々遅れます。
そのため、多くのお店で取り扱いが始まったくらいがトレンドを取り入れる最適な時期なのです。
ただ、常々インテリア雑誌で情報を先読みしている感度の高い方は別です。
その方と住宅を作っていくときは最先端のトレンドを使います。
主役はあくまでもそこに暮らすヒト
デザイナーは自分本位にならず、そこに暮らす人がいかに心地よくなれるかどうかを考えて
デザインするべきだと考えています。
インテリアは人の暮らしを変え、人生も変えることができると思います。
素敵なインテリアに囲まれ、あなたも理想の暮らしをしてみませんか?