失敗しないリノベーションとは? 契約後〜完工編

今回は失敗しないリノベーションとは?契約前編

の続きをお届けしていきます!

失敗しないリノベーションとは? 契約後〜完工編

誰しも失敗はしたくないもの

リノベーションの契約を済ませ、”さあこれから工事だ!”となりますよね?

ここでも色々注意をしておくことに越したことはありません。

 

リノベーションを行うとマンションでも戸建てでも大規模の工事となります。

工期も1ヶ月半〜2ヶ月半ほどかかることもあります。

 

その間、近隣の方の方のケアや実際の工事の進捗状況、家具やカーテンを刷新するのであれば、納期から逆算して動き始めなければいけません

もし現在お住いの住居をリノベーションされるのであれば引っ越し先の選定や引っ越しも待っています。

 

契約が終わってホッと一息と行ければいいのですが、ここからが忙しくなります。

気を抜かずに頑張りましょう!

 

さて、このタイミングで注意した方がいいことをご紹介します。

  1. 引っ越しはした方がいいの?住みながらはできない?
  2. 引っ越し先はどう決めるの?
  3. 近隣の方々の挨拶はどうしたらいい?
  4. 家具はどのタイミングから計画すればいい?
  5. 工事中はどのくらい見にいけばいいの?
  6. 完工時にはどのようなところをチェックしたらいい?

 

①引っ越しはした方がいいの?住みながらはできない?

これは実際にリノベーションを行うときによくお客さんから聞かれることです。

結論は”やってやれないことはない”です。ただ、ほぼ全員のお客さんは途中後悔されます。

なぜかというと、

 

生活が制限される

工事中はタイミングによって使えないものが出てきます。それに作業しているお部屋は基本的に使えません。

お風呂やトイレの工事の時には使えないので銭湯に行ったり、どこかのお店などでトイレを借りたりしなければいけません。

それに知らない人(職人さん)が多数出入りするので気が休まらず、家にいるのが辛くなってしまうことがあります。

 

費用が余分にかかる

住みながらのリノベーションは部屋ごとに分けて行います。

荷物は一回一回動かしますし、工期も通常よりも長くなります。

そのため、人件費が嵩み、通常のリノベーションよりも割高になります。

もしかすると引っ越しを2回するよりも費用がかかってしまうかもしれません。

 

音に苦しまされる

工事中の音は大きく断続的です。

特に解体時に大きな音がするのですが、住みながらの工事だと部屋ごとに行うので一部屋ごとに解体が行われます。

そうすると工事中なんども解体のタイミングがあるのです。

テレビを見たり本を見ていても集中できない状態が続きます。

 

大きく分けるとこんな不具合があります。

住みながらを選択されて途中で工事をやめてほしいと言われたこともあります。

結果から見るとみんな辛くなってしまう選択なのかと思います。

 

②引っ越し先はどう決めるの?

引っ越し先はリノベーションをする住居の出来るだけ近くにしましょう。

理由は近くだと確認に行きやすいのと生活環境が変わりづらいためです。

家賃相場もわかりやすいですし、お子様がいらっしゃる時は学校への登校も楽です。

 

③近隣の方々の挨拶はどうしたらいい?

契約後工事までには少々時間があります。

戸建てで1週間から2週間程度、マンションだと2週間から1ヶ月程度の時間がかかります。

その間にご近所さんに粗品を持って挨拶をしておきましょう

 

もちろんリノベーション会社も挨拶を行うでしょうが、施主として挨拶に行った方が後々トラブルになりにくいです。

戸建ての場合、前後左右斜めのお隣さん。マンションでしたら上下左右と斜めの住戸にも行っておくといいです。

 

粗品もお菓子やタオルなど邪魔にならないものでそんなに高くないもので大丈夫です。

会えない場合もどこかのタイミングでもう一度訪問するようにしましょう。

 

④家具はどのタイミングから計画すればいい?

家具についてはどんなものを置きたいかによって納期が全く違ってきます。

某廉価な○ケアとか○トリの価格帯でしたら納期は2週間もあれば問題ありませんが、海外製のものや受注生産品ですと1ヶ月から長いと1年単位になってしまうものもあります。

 

インテリアにこだわりを持っていらっしゃる方でしたら、家具から選定を始めて、それに合わせてインテリアを作っていくのもいいかもしれません。

せっかく完成したのに家具がないという状態だと感動も半減してしまいます。

身近なインテリアコーディネーターなどに確認しておくといいです。

 

⑤工事中はどのくらい見にいけばいいの?

工事中はまず解体後、木工事完成後、仕上げ工事中に見に行けたら上々です。

解体後には余計な部分を解体していないか、現地は片付いているか、給排水管周りに異変はないか見てみます。

木工事完成後は図面通りになっているか、イメージ通りになっているか確認をするといいでしょう。

 

仕上げ工事中にはインテリアコーディネーターと決めた仕上げ通りに施行されているかみてみます。

一緒に設備も問題なく設置できているか確認しましょう。

 

⑥完工時にはどのようなところをチェックしたらいい?

完工時にはできればマスキングテープ(粘着力の弱いもの)を持参しましょう。

気になる所にマスキングテープを貼って担当と共有しておくと間違いがなくいいです。

 

そして、手直しがどのくらいで終わるかも確認しましょう。

完工時には気づかなかった所は気づいたタイミングでなるべく早く担当に伝えるといいです。

時間が過ぎれば過ぎるほど劣化や施主の過失による傷なのかわからなくなり、トラブルに発展する場合があります。

 

長くなってしまいましたが、工事前、工事中にやっておくといいことがたくさんありますね。

もちろん全部できない場合もありますが、写真をもらうようにしたり、ついでにお願いできることを担当に依頼しておくといいと思います。

 

リノベーションをするのは色々大変ですが、あなたの暮らしは間違いなく良くなります。

ただ、この作業は任せきりだったり、無関心だとうまくいかない場合もあります。

できるだけ担当と一緒にリノベーションを作り上げるようにしてあげてください。

 

自動的にリノベーションに参加されるのが一番の成功への近道だと思います。