リノベーションをするのに、どのくらい費用がかかるのかイメージ出来ますか?
まず、「マンションにするか」「戸建てにするか」どちらにするかで
費用も変わってきます。
マンションのリノベーションをお考えの方は、こちらのページをご覧ください!
⇒ 話題のリノベーションは高い?実例付き、マンションリノベーションを徹底解説!
では早速、戸建てのリノベーションについて解説していきます。
戸建てのリノベーションの場合、安くて500万円くらいから物によっては2000万円くらいかかるものもあります。
[st-kaiwa8]えっ?費用、めっちゃ価格に開きがあるんですけど…[/st-kaiwa8]
[st-kaiwa7]気になりますよね。それにはちゃんと理由があるんです![/st-kaiwa7]
リノベーションには色々なパターンがある為、価格の差があります!
この記事では、5つのパターンに分けてそれぞれの内容・価格についてご説明していきます!
知っててほしい!リノベーション5パターン
①表層リフォーム
表層リフォームは主に平成20年築以降の戸建てで設備の状態の良いものに当てはまります。
表層リフォームの内容は壁紙や床などの内装仕上げ材を新しくします。
比較的築年数の新しい戸建ての購入を考えている方向けのプランです。
費用は大体150万円〜400万円程度です。
戸建てはマンションに比べて広いため、その分リフォーム費用も高くなる傾向にあります。
建築基準法の一番新しい基準に適合しているため、
このくらいの築年数であれば割と安心して購入できるのではないでしょうか?
不具合がある可能性はそれ以前の戸建てに比べると低い傾向にあります。
ただし、購入前にはインスペクター(住宅診断)の診断を受けた方がいいです。
事前にわかるリスクは把握しておきましょう。
その方が安く購入できる可能性もあります。
[st-kaiwa8]ちょっと待って!インスペクターって何??[/st-kaiwa8]
[st-kaiwa7]住宅に精通した住宅診断士のことです![/st-kaiwa7]
「欠陥住宅ではないか」「どこが劣化してきているか」など住宅の現状を診断します。
大体どれくらいで改修する時期が来るのか、そのときにかかるであろう費用も教えてくれるので
購入する際に診断を受けることで、安心して戸建てを購入することができます!
②素取り替えリノベーション
素取り替えリノベーションは、位置はそのままで設備も仕上げも建具や収納も全部交換するプランです。
ここでは内装に限定しておきます。
費用は大体500〜700万円程度です。
この場合は設備も取り替えるほどのリノベーションです。
設備の寿命は概ね15年程度。これを過ぎると不具合が出てくることが多いです。
どうせマイホームを購入するならこの機会に交換した方することをオススメします。
[st-kaiwa8]15年経過している戸建てかどうか、要チェックね![/st-kaiwa8]
[st-kaiwa7]その通りです![/st-kaiwa7]
この築年数くらいから構造に不具合がある戸建てが出てきます。
値段は求めやすいですが、相場より安い戸建てにはほぼ不具合があると思いましょう。
③間取り変更リノベーション
間取り変更リノベーションは特に○DKなどのLDKが取れない部屋割りの時に使ったりします。
あとはLDKを2階に変更するなどの時です。
戸建てはマンションに比べてできることが多く、水廻りも自由に場所変更できるので
理想の空間を創りやすいです!
[st-kaiwa8]水廻りも自由に!?それはテンション上がる!![/st-kaiwa8]
[st-kaiwa7]女性にとって水廻りが好みかどうかって、結構重要ですもんね![/st-kaiwa7]
費用は大体800万円〜1400万円程度です。
間取り変更をする時に重要なのが構造のコト。
一口に戸建てと言ってもたくさんの構造の種類があり、
木造軸組構造、2×4(木造壁式構造)、重鉄骨造、軽量鉄骨造、RC造(鉄筋コンクリート造)などです。
この中で2×4は自由な間取り変更ができないと考えてください。
構造計算入れれば強引にすることができますが、後から手を加えられることを
想定していないのでオススメはできません。
[st-kaiwa8]ふむふむ。2×4というのは自由な間取りが厳しいのね。[/st-kaiwa8]
木造軸組構造や軽量鉄骨造も制限はありますが、2×4に比べれば自由度は高いです。
重鉄骨造、木造ラーメン構造、RC造※の戸建ては自由度が高いと言えます。
※壁式のRC造は2×4と同じくらい自由度が低い。壁式は自由度が低く、ラーメン構造について
自由度が高いとご理解ください。
構造を理解せずに購入すると後々ライフスタイルが変化した時に間取り変更ができず、
暮らしにくくなるということもあるので購入時点でその後のライフスタイルの変化も
見込んでおくといいでしょう。
④構造体の絡むリノベーション
これは既に戸建てに不具合が発見されているものです。
もしくは相続して思い出を残しながら建て替えリノベーションをするようなプランです。
例えば昭和地区の戸建てを一部の構造を残し建て替えるなんてパターンや、不具合の問題をクリアするために
構造を補強したり、交換するパターンです。
費用は大体1000万円〜という感じです。
ぶっちゃけると新築するよりも費用がかかる場合があります。
[st-kaiwa8]えっ!?新築よりも費用がかかったら損した気分になるし!![/st-kaiwa8]
[st-kaiwa7]そうですよね。コスパ良く理想の戸建てを手にいれたいですよね![/st-kaiwa7]
立地と金額が最高でどうにかしたい!という場合にリノベーションという解決方法を提案するというパターンです。
この場合、相続で思い入れがなければ、建て替えするのもアリだと思います。
構造体に不具合があることが分かっている場合
構造体の不具合とは傾き、地盤沈下、シロアリ、雨漏り、漏水、腐食、カビなどです。
傾き、地盤沈下は傾きが一定であれば土台のジャッキアップや地盤改良、
曳家(ひきや)などで、どうにかなる場合があります。(それをやっても安く済む場合)
しかし、1階は傾いていないのに2階が傾いている場合は建て替えた方がお得ですので注意です。
シロアリはどれだけ構造が食われているかが問題です。
シロアリは構造の内部を主に食べるので、中身がスカスカになります。
こうなるとこの部分を交換しないといけません。
なぜなら期待された耐力を既に持っていないためです。
こういうことがあるためにシロアリがいるのか、被害があるか購入前に確認しなければいけません。
[st-kaiwa8]シロアリの被害って聞いたことはあるけど、こんなにスカスカになるんだ…[/st-kaiwa8]
[st-kaiwa7]そうなんです。あと、腐食にも気をつけてほしいんですよ。[/st-kaiwa7]
腐食しているとそこにシロアリがやってきて内部を食べ始めます。
戸建てを購入するときは基礎の形状が布基礎かベタ基礎かは確認しておきましょう。
布基礎はコンクリートが敷設しておらず、土が丸見えの場合があります。
そうなると湿気がこもりやすく、シロアリがくる可能性が上がるので注意して見ておきましょう。
シロアリは濡れている、腐っている木が大好物です。湿気が強い場所は要注意ですね。
漏水、雨漏りはこのような腐食やシロアリを寄せ付ける原因になります。
また、結露も同様です。換気や断熱がうまくいっておらず、壁内で結露が起きていると
知らずのうちに木部が濡れ、腐食やシロアリの原因になっていることもあります。
このような戸建てだと壁内でカビが生えている場合がありますので注意が必要です。
[st-kaiwa8]なるほど。雨漏り、漏水、腐食、湿気に要注意ね。[/st-kaiwa8]
[st-kaiwa7]シロアリの大好物ですからね![/st-kaiwa7]
⑤エクステリアリノベーション
エクステリアリノベーションは上記の①〜④に組み合わせるように考えていただければと思います。
エクステリアとはインテリアの反対で家の外側のことです。
例えば駐車場を作ったり、植樹したりタイルを敷き詰めたりなどの工事がエクステリアリノベーションに当たります。
費用は大体駐車場作成(1台分)150万円程度、カーポート作成(1台分)40万円程度、
土間コンクリート敷設20㎡程度で50万円程度です。
エクステリア工事はインテリアよりも範囲とやれることが大掛かりになるため費用がかさみやすいです。
戸建てにエクステリアは付き物なので資金計画に含んで考えることが重要です。
ざっくり建物、土地に加えて200万円ほど見ておくといいかもしれません。
今回の戸建てのリノベーション費用はマンションよりもあらゆることが想定できるため、
大体の価格をお伝えしました!
是非、参考にしてあなたのお住まいを理想に近づけてくださいね♪