必見!失敗しない中古住宅購入術!マンション編

中古住宅に興味を持った際に「よしいざ、見に行くぞ!」という時に見ておくべきポイントです。

中古住宅の最大の敵は隠れたる(誰も知らない)瑕疵(かし)です。

 

これは売主も仲介業者も知らないものです。買主さんが住んでみて初めてわかったことや後で出てくる問題のことです。

瑕疵についてはまとめた記事があるのでこちらをご覧ください!

→ 不動産 これは絶対に押さえておこう!瑕疵担保責任とは!?

マンションを選ぼう!

まずは内覧に行く前にマンション選びですね。

不動産屋へ行く前にどんなプランで行くか先に考えていきましょう。

 

例えば、個人間取引で綺麗でそのまま住めるところにするのか、業者との取引でリノベ済みの住宅にするのか、古めでリノベする予定かなどです。

このプランも優先順位をつけてお久野が大事です。

 

なんのために家を買うのかというところから、場所や月々の支払い、暮らし方など何が自分達に大事かなと考えるのです。

なんでかっていうと不動産というのは全て望みが叶うものは基本的にないからです。

 

せっかく家を買うのに望み通りにならないなんて・・・って思われるかもしれませんが、何かしら妥協が必要になってきます。

そのためにも何が自分たちにとって大事なのかを決めてから見に行くことで無駄な時間を使わずに済みます。

不動産屋も何回も案内していて決まらないとだんだん適当になってきます。

 

さらにマンションを見に行く前に現在売られている住宅の販売図面を確認しましょう!

販売図面では、マンション名、価格、権利の種類(所有権か借地権か)、住所、広さ、間取り、築年数、修繕積立金、管理費などのランニングコスト、不動産の備考などが確認できます。

見逃しがちな不動産の備考は確認しておきましょう。

 

なぜかというとここの部分に心理的瑕疵が〜とか結構都合の悪いことが書いてあったりします。

あとランニングコストは絶対に確認しましょう!なんならさらに上がる可能性があるかも確認するべきです。

 

これは月々の支払いに直結するので住宅ローンの支払いが今の家賃の支払いよりも安くなったねーと喜んでいると修繕積立金や管理費が上がります。とか言われると計画が一気に崩れます。

月々の1万円は本当に大きいです。一生で考えると35歳で購入すると50年と考えて総額で600万円も変わってきます。そしてそういうマンションはさらに金額が上がっていく可能性があります。

 

このように販売図面から情報を読みとって、見にいくマンションを決めます。

一日に何件も見にいくと単純に疲れますし、どの不動産がどれだっけというような状況になりかねません。

 

多くても最大で5件くらいまでに抑えましょう

 

失敗しない中古住宅内覧術!

不動産内覧は中古住宅購入においてめちゃくちゃ重要です。

ここで丸わかりな不具合とかを見逃すと契約した後で何か言っても対応してもらえなかったりする場合があります。

最低限ここは見ておきましょう!何かあれば販売図面にメモしておきましょう!

 

・玄関ドア

意外と玄関ドアが歪んでいる場合がありますのでちゃんと鍵が閉まるか、ドア自体を触ってふわふわしていないか確認してください。

 

・天壁床仕上げ

これは見たらすぐわかりますが、一応注意して見てみてください。

わかりにくいのは床の軋みや床鳴り、天井や壁で言えば水染みなどです。

これはわかりにくいのですが、後々面倒です。

 

・ドア、収納扉

面材が割れていたり、どこかに擦っていないか確認しましょう。

蝶番の廻りがオイルで黒くなっている場合がありますが、これは冷蔵庫の後ろ側が黒くなってしまうように自然に起こるので気にしなくても大丈夫です。

ただ、壁紙を変えても同じようになる可能性があるので気をつけてください。

 

・各設備の給排水

各設備とは具体的にはキッチン、浴室、洗面台、トイレなどの水廻りです。こちらの水が出るようなら出してみてください。

水を出したら排水口の下を開けて排水が漏れていないか確認しましょう!見えない部分は水の流れる音がおかしくないか確認します。

水が出ない場合は同じように排水口の下を開けて水染みがないか見ておきましょう。

 

・サッシ

サッシは共用部に当たるので所有者が勝手に交換することができません。

古いマンションだとサッシに不具合がある場合がありますので開け閉め確認しましょう。

 

・分電盤

電気が通っている場合は分電盤をあげてみましょう。

もしあげてもすぐブレーカーが落ちてしまうようならどこかで漏電している可能性があります。

 

・臭い

水廻りの排水が臭い場合は、封水が切れている可能性があります。

これは水廻りを使い始めると治るのである程度は気にしなくても大丈夫です。

 

・日焼け

床や木部や畳などが日焼けしている場合があります。

これは既存のものを利用しようと考えているときは交換しないと綺麗にならないので費用がかかる可能性があることを覚えておいてください。

 

・カビ

カビが生えていると換気が上手くいっていない可能性があります。

また、どこかで漏水がある場合があるのでご注意ください。

 

・換気扇

換気扇の吸い込みがしっかりしているか確認しましょう!

確認方法はティッシュなど軽いものを吸い込み口に当ててみましょう。

あとは音がおかしくないか確認しましょう。

 

・電源は全て点ける

浴室乾燥機や洗浄便座、洗面台の電気、曇り止め、電気のスイッチなど電源は全て確認しましょう!

 

上記を確認していたらひとまず、致命的な不具合を確認できるかと思います。

一応、不動産取引は関係者が誠意を持ってそれぞれ対応しているという前提で進んでいますが、人間なのでミスしていたり、わざと不具合を隠したりする場合もあります。ご自身の身はご自身で守りましょう!

 

共用部も忘れずに!

中身も大事ですが、マンションは共用部も大事!

共用部とはマンションのエントランスや廊下や構造体や駐車場や外回りなどです。

 

廻りがゴミだらけとか落書きがあるとか汚れているとかだったら嫌ですよね?

マンションは管理を買うと言われるくらいなのでしっかりと外回りも見ておきましょう。

 

管理費が安いところは特にチェックすべきです。

逆に管理費が高いからといって安心してもいけません。

 

管理人がいればマンション全体の情報や、理事長の情報、組合の情報、狙っているお部屋の周りの状況など確認しておくといいです。マンションは集合住宅なので周りに異常な人がいるとめちゃくちゃ暮らしにくくなります。

不動産屋にお願いしてでもなんとか確認しましょう!

 

まとめ

今回は失敗しない中古住宅購入術!マンション編をご紹介しました。

後悔しないためにも色々面倒ですが、多くのことに気づけるようにしましょう。

多くのことに気づいて対応していけば、今よりももっと素敵で毎日が楽しくなるような暮らしが待っています。

 

しっかりチェックしていけば今よりも毎月の支払いが減り、暮らしのグレードは上がります。暮らしのグレードが上がれば毎日の暮らしが変わり、毎日の暮らしが変われば人生も変わっていきます。

あなたも新しい生活をしてみませんか?