リノベーションによって持っている不動産の資産価値は上がるのかについて書いていきます。
不動産を売却するならやはり高値で売りたいですよね。
結論から言うとリノベーションで資産価値を上げることは可能です。
ここで言う資産価値とは売却額が上がることを指します。
固定資産税がそれによって上がったり、銀行の評価は上がらないのでご注意ください。
具体的にどんな風にすれば資産価値が上がるのか見ていきましょう!
リノベーションをすると資産価値は上がるの?
リノベーションで資産価値を上げるためにはまずお客さんの視点に立って考えることが重要です。
よくあるのが自分はここに住まないからと適当になることです。
こんな不動産会社はたくさんあるのですが、そうなるとやはり売れません。
せっかくリノベーションしても高く売れないならそのまま現況で安く売ってしまった方がいいと思います。
お客さんの視点に立つと言うことはあなたがここに住もうと考えた時にどうしたら便利か、どうしたら住みたいと思えるか考えることです。
と言いつつ、中々それはプロでないとそのような考えの具現化は難しいかと思います。
お金を掛け過ぎてしまったり、逆に全然住みたいと思えるお部屋にならなかったり…
一般の人でも資産価値向上リノベーションできるようなポイントをご紹介していきますね。
リノベーションのポイント
さて、リノベーションのポイントですが、
①設備
②仕上げ
③間取り
この3つのポイントでご説明していきます。
①設備
設備というのはキッチンやお風呂、洗面化粧台、トイレ、浴室乾燥機、食洗機などを言います。
これらはそこで生活する上で利便性や見た目について非常に大きなポイントとなります。
例えばそこが男性向きの1LDKなどで料理をする見込みがない層を狙うならキッチンは適当でいいですが、ファミリー向けであればキッチン、浴室は重要です。
何故ならば、単純にこの二つは交換しようとすると他のものより費用がかかります。それによほどいい賃貸に住んでいない限り新しい設備に出会うことはありません。
賃貸ないしは今の家よりもグレードを上げるのが大事です。
キッチンは人造大理石、食洗機、できればレンジフードも浅型のものを選んでおきましょう。
これは見た目と使い勝手が良いためです。
そしてできれば対面式にするといいかと思います。対面式が嫌な人もいますが好きな人の方が割合的に多いためです。
お風呂はアクセントパネルを必ず入れます。
全面真っ白だと魅力を感じません。
鏡面系のアクセントパネルがいいかと思います。清掃性と見た目で有利です。
そして、できればサイズを拡張できるといいです。特にマンションはサイズの大きい浴室はレアなので価格アップが見込めます。
洗面化粧台はそこまで費用がかかりませんが、手を抜かないようにしましょう。
造作の洗面台を作れればポイントが高いです。
独立洗面台も一定以上のグレードのものを選択し、三面鏡にはしておきましょう。
トイレ自体はそこまで機能の差がないので便座の機能で差別化するしかありません。
費用対効果で考えるとあまりお金はかけられないのが本音です。
②仕上げ
仕上げは見た目に直に影響を及ぼします。ですので慎重にインテリアとして成立するようにします。
華美な柄や派手な色は控え、その後の家具設置を邪魔しない程度に納めるといいと思います。
特に天井、壁は面積が広いためお部屋の印象を決めてしまいます。
最近は真っ白というよりもベージュ掛かった色が選ばれる傾向が強いです。
床も同様に影響が強いです。天井や壁に調和させるように、柄の強弱も考えながら決めていきます。
最近はオーク柄が流行っていましたが、少しずつチェリーやアカシア系の色も見るようになってきました。
要所要所にタイルなど、仕上げの素材を変えるとこなれ感が出てきます。
雑誌にあるようなインテリアを作ることができるのでオススメです。
③間取り
間取りは導線や、収納、部屋の性質など暮らしに関わってきますので大切に考えましょう。
例えば、あなただったらどんな部屋だったら暮らしやすいか収納がもっと欲しくないか、和室でなく洋室がいいか、逆に洋室でなく和室がいいか、LDKは広くするのか部屋数を増やすのか減らすのかなど考えることが多いです。
ここでの結論は平面図映えさせることが正解です。
もちろん使い勝手も考慮しますが、販売図面に載っている平面図が映えると内覧してもらえる可能性が高まります。
それとお客さんがどんな間取りで検索するかも考慮する必要があるでしょう。
ファミリーエリアでは3LDK、4LDKが基本ですし、駅近でディンクスや単身向けなら1LDK、2LDKの間取り設定となってきます。
あなただったらどういう風に検索をかけるかを考えるとわかりやすいでしょう。
エリア、間取り、広さ、金額が最初に来るかと思います。
お客さんが中を見たくなる間取りを作りましょう。
インテリアが重要
上記のことがリノベーションのポイントですが、全体を通して重要なのはインテリアのセンスです。
お客さんが呆れるインテリアでは買ってもらい辛いです。
高く売るためには情緒的価値を高める必要があります。
情緒的価値とは例えば、綺麗、素敵、うっとりする、ここに住みたいなどの感動を起こすものです。
有名なブランド(ルイヴィトンやロレックスなど)はこの情緒的価値を高めています。
それによって価格競争とは無縁の位置で商売をしているのです。
ものには機能的価値と情緒的価値がありますが、不動産においては機能的価値は相対的な価値になりがちで価格も伸びが少ないです。
情緒的価値は絶対評価になり得ます。
そうするとどうなるか、高い金額でもそこに住みたいと思うことが出てくるのです。
有名なデザイナーが関わっている、好きなインテリアだった、オシャレだった、そこで暮らすことに憧れたとなれば多少高くてもお金をだす価値が出てくるのです。
結局人は不動産を買うのではなくそこでの暮らしを買います。
モノではなくコトを買うのです。
ここでコーヒーを飲みたい、この景色を見ながらお酒を飲みたい、子供達と遊べるなどができる場所を買うのです。
その上でインテリアが上質であればあるほど情緒的価値が高まります。
新築のモデルハウスと同じで素敵な暮らしを想像させることが購買につながります。
僕はインテリア、中古住宅販売の経験があり、これまでたくさんの不動産の資産価値を上げてきました。
もしあなたが資産売却をしようと考えていて、高値で売りたいと考えているならば、僕にここでご一報をください。
人生にそう多くないチャンスにしっかりと準備して思い通りの未来を勝ち取りましょう!