デザインリノベーションってなに?

デザインリノベーションというのは結論からいうと僕がただ言っていることです。

リノベーションという言葉はすごい速さで広まっていきましたね。

デザインをするリノベーション

元々リフォームも日本で作られた造語なのですが、リノベーションも同様に日本で作られました。

しかし、”リフォーム”という言葉は詐欺業者や約束を守らない業者、手抜き業者などがたくさん出てきた影響でイメージがあまり良くありませんでした。

 

急に訪ねてきてこの家は不具合があるから直しますよって脅かして受注してクーリングオフする隙も与えず、着工してしまうみたいな業者がたくさんいたんですね。

 

もしかしたらまだそんな業者も生存しているかもしれませんが、突然やってきて何かを買えというのはだいたい詐欺か詐欺に近い何かです。

気をつけましょう。

 

話は逸れましたが、リノベーションという言葉でリフォームの嫌な印象が払拭された感じがあります。

だからリノベーションという言葉を使っている業者さんはたくさんいますよね。

 

その中で僕がやっているのはお客さんの暮らしに合わせたデザインをするリノベーションです。

 

僕はお客さんの理想の暮らしを実現するためにリノベーションの提案をしています。

よく言ってることなんですが、お客さんがリノベーションでなにを手に入れたいのかと言ったら素敵な暮らしなんですよね。

 

勘違いしている方も多いのですが、新しいキッチンやお風呂が欲しいというよりもキッチンやお風呂が新しくなることで暮らしがよくなる(ストレスが少なくなる)ことを望んでおられるのだと思います。

暮らしが良くなると毎日の気分が変わり、何かといい方向に進んでいきます。

そんな気持ちをお客さんに味わって欲しいのです。

 

デザイン=おしゃれではない

デザインという言葉も誤解している方が多いのですが、おしゃれ=デザインではありません。

デザインとはこうしたい、ああしたいという要望を形にすることです。

ただ、見栄えをよくするだけではありません。

 

具体的に言えば、子供がけがをしないようにテーブルの角を丸くするのもデザインですし、家事がしやすいように導線を整理するのもデザインです。

デザインは”こうなったらいいな”ということから始まります。

 

逆のアプローチもあるのですが、住宅では基本的に”こうなったらいいな”から始まるべきだと僕は考えています。

要望から形ができていくのです。

なんでかというと、先ほど書いた逆のアプローチというのは”こんな形がいい”というところから始まります。

 

形から入っていくと使いかたや安全性など機能面で無理が出てくる場合があります。

ハード面のことならそれでもいいのですが、ソフト面で考えると無理が出てくるので”こうなったらいいな”というところからスタートするべきだと思うのです。

 

僕は要望を共有して咀嚼して自分のものにします。

その上でそれを叶えるためにこういうのはどうですか?と提案をします。

 

この提案って同じことを経験していないとできません。

提案するには自分の中に引き出しが必要なのです。

 

引き出しを増やすために家事をしたり、どこかに旅行したり、いろいろなことを体験します。体験した分だけお客さんの要望にあった提案をすることができるようになります。

今の僕も満足いただける提案ができると思いますが、さらに日に日にレベルアップしているのです!

 

なんで形から入ってはいけないの?

これは僕が350件以上のリノベーションを担当してきて感じたことです。

僕は最初デザインってかっこよくするものだーなんて思いながら、設計をしたりすることもありましたが、すぐやめました。

なぜかというと・・・

  • お客さんはそんな僕がかっこいいと思った自己満足なものなんて欲しくない
  • 使い勝手が悪くなる場合がある
  • 現場の職人さんたちを困らせる

一つ目が一番大きいんですけど、リノベーションするのに提案者の趣味が反映されまくっているなんて嫌ですよね。

 

僕だったらぜったい嫌です。ほら、これがおしゃれだよって言われても納得できません。

それにそういうのが透けて見えているお家なんて見たくもないのです。

 

住宅というのは人が住むところです。

本人が住むのか他の人が住むのかはありますが、人が住みます。

 

住宅がそんな形ばっかりおしゃれに見えて住んでみたら全然気持ちよく暮らせないということだと辛いですよね。

なのでどういう暮らしをしたいのか、何人で住むのか、お子さんがいるか、年配の方がいるかなどの情報を共有しながらリノベーションすることがいいと思っているのです。

 

リノベーションってお客さんの人数分だけ形があります。

その形に合わせて暮らしをオーダーメイドすることが僕の役目なのかなと思います。

 

そして使い勝手は暮らしに大きく関わってきます。

毎日のことですから尚更です。

使い勝手が悪いとストレスが溜まります。

ストレスが溜まると家族間の揉め事が増えていきます。

 

ストレスを少なくして、気分よく過ごせる空間作りが最高のリノベーションだと思うのです!

最後に無理な形の提案をすると職人さんたちを困らせます。

 

仕事なんだからそんなの関係ないって思うかもしれませんが、職人さんたちも人間なので良いものを作りたいお客さんに喜んで欲しいと思っています。

形から入ると作る方も難しいことが多いです。

それがお客さんのためならば頑張ってくれるのですが、ただ、このほうがカッコいいからという理由では頑張れません。

 

それに作るのに時間がかかるということは工期も長くなりますし、何よりお金が通常よりかかります。

リノベーションをする中で関わる人みんなが良かったなと思える関わりでありたいのです。

 

お客さんは理想の暮らしを手に入れ、僕はそれでご飯を食べ、職人さんたちも満足できる仕事ができる。

それが最高です!

 

もちろん、その中には予算があります。

その中で最大限望みを叶え、理想の暮らしをしてもらいたいですし、できればその喜びの分だけあなたも他の人に喜びを与えてくれたら幸いです!

 

そうやって良い感情が伝播していったら良いなと思います。